文具の王様

ここ数年パソコンが普及して手書きをすることが少なくなりました。でも、「顰蹙」や「躊躇」など手書きではまず書かないような文字もパソコン普及のおかげで文章のなかで見かけることも多くなりました。これはメリットかもしれませんね。まあ、手で書かなくても文章として成り立っていれば、それはそれでよいのかもしれません。

ここのところマインドマップを手描きしていますが、漢字が描けない!!そういうときは、ひらがな、片仮名で描けばよいのかもしれません。でも、漢字の字体が持つ意味合いを表現したいとき漢字を使いたいのです。「顰蹙」にしても、ひらがなで「ひんしゅく」と描くより漢字のほうがよりイメージしやすいのではないでしょうか。

そこで手描きが楽しくなる環境作りも必要かと考えました。描くのに必要なアイテムは「ペン」と「紙」です。特に「ペン」にこだわってみたらどうだろうと。

「ペン」の王様、もっというと「文具の王様」はなんといっても「万年筆」ですよね。ネットで万年筆っていくらぐらいするもんなんだろうと検索してみたところ、そこそこの物を買おうとすると、3万~5万ぐらい。この金額だとパソコンが買えてしまう。どうしても躊躇してしまいます。

学生の頃はお祝いでもらった万年筆を使っていました。かれこれ20年以上使っていないので、まず、万年筆で描く感覚を思い出すために入門用を買ってみました。ペリカン というメーカーから出ている ペリカーノというものです。2000円強でした。

使ってみたところ、いままでの手描き嫌いがうそのように描きたい気持ちでいっぱいになりました。そして、「万年筆を使うことが大人だぁ。」なんて思っていた子供の頃の憧れが蘇ってきました。それに、ボールペンやシャープペンで書くより、なんとなく字が下手な自分の文字でも、不思議と綺麗に見えてきます。

もう少し入門用で練習して、モンブランやウォーターマンあたりの中級者向けにも挑戦しようかと思っています。ゆくゆくは、文具店の別棚に飾ってあるぐらいの物がほしいかな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です